南部バスが運転士育成 "地域の足"確保を
南部バス(八戸市)は2013年度、国の交付金を活用した市の緊急雇用創出事業を受託し、路線バスの運転士を育成している。
近年、バス運転士への就職希望者が減少しており、地域の足である公共交通の担い手を確保するのが狙い。
研修は運転技術に加え、接客マナーなども習得することが特徴で、6日は研修生2人が市の公共交通の取り組みを学んだ。
同社によると、近年は景気低迷などを背景に、高額の費用が掛かる大型自動車第2種免許の取得者が減少しており、若年層を中心としたバス運転士の確保が課題となっている。
同事業では、約3カ月間の研修期間中に大型2種免許の取得を支援。
研修生は自動車教習所に通いながら、必要な技能取得に取り組み、同社の審査を経て正式に採用される。