教習所ニュース
大久保自動車教習所(宇治市)の男性教習指導員(51)が、教習中の車両損傷を理由とした出勤停止などの懲戒処分は無効として、教習所を相手取り処分無効の確認や慰謝料など計約130万円の支払いを求めた控訴審判決が31日、大阪高裁であった。小島浩裁判長は「教習所側は懲戒処分に際し十分な調査をしていなかった」などととして、処分の有効性を認めた1審判決を取り消し、教習所側に約80万円の支払いを命じた。
判決によると、09年9月、指導員が教習中、車体に鉄片(長さ約34センチ、幅約6センチ)が刺さり、一部が車体を突き破る事故が起きた。教習所は指導員が事故に対する適切な処理を取らず、教習所への報告もしなかったなどとして、指導員を2週間の出勤停止の懲戒処分とした。小島裁判長は、教習所側が事故についての十分な調査をしないまま指導員に処分を出したと判断。指導員に対し弁明の機会も与えなかった、と指摘した。
同教習所は「判決文を見ていないが上告を視野に弁護士と協議し、今後の対応を考えたい」とコメントした。
室蘭総合自動車学校(登別市美園町、大澤克己校長)の安全運転講習がこのほど同校で開かれた。住宅街から山間地まで至る所が雪と氷に覆われるこの季節、受講者はアクセル、ブレーキの使い方をあらためて学び、安全運転の理解を深めていた。
北海道電力室蘭支店の社員ら11人が受講した。教習車は前輪駆動(FF)車を使った。まずは、雪が積もった登板路の運転をチェック。教員の指示で坂の途中で停車した受講者たち。発進しようとするとタイヤが空転、発進できない状態に。慌ててアクセルを踏み込もうとすると、教員は「雪の坂道ではクリープ現象を利用して、車が前進したらじわっとアクセルを踏んで」と助言した。
続けて、わだちに進入。注意点は「タイヤをわだちにはめて走り、脱出する際は急にハンドルを切らないよする」こと。教習車はわだちのへりに乗り上げて横滑りしないよう、慎重に前進した。
アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の作動体験では「制動距離を短くする装置だと思っていた」との声が上がった。教員は「急制動時でも車輪をロックさせず、障害を回避するためのもの」と説明。受講者は「ABS装着車でも急ブレーキは極力避けるように」との指導に耳を傾けた。
長居達哉さん(25)は「登坂路で発進できなくなった。アクセル操作は慎重に行いたい。わだちでの横滑りにも注意しないと」と雪道での慎重な運転を呼び掛けていた。
松本、塩尻、岐阜県中津川市の計4カ所で自動車教習所を運営するアルピコグループの「アルピコ自動車学校」が県外企業に事業譲渡される計画が浮上し、これに伴って新規の入校を制限していることが27日、分かった。例年だと教習所に通う高校生や学生が増える年度末を迎え、高校に戸惑いが広がり、受講生の中にも不安の声が聞かれる。
同校関係者らによると、譲渡先として浮上しているのは東京に本社があり自動車学校を全国展開する企業。この企業は、過去に別の自動車学校を買収した際、従業員の解雇なども実施しており、アルピコ自動車学校の従業員労働組合が反発。同労組は今月半ば、松本駅前で「自動車学校は地域の交通安全の根本を担う役割があり、譲渡を考えるのであれば、地元企業にすべきだ」などと訴えた。
同校は今月中旬、社員が中信地方の複数の高校に出向き、事業譲渡計画の影響で「新規の入校は困難」などと説明した。88人が昨年12月中旬以降、同校などに入校している松本第一高校(松本市浅間温泉)には今月10日、自動車学校社員が訪問。社員は「既に入校している生徒は3月末までに免許証を取得させたいが、100%約束はできない。新規入校は難しい」と説明したという。
就職が内定した高校生には、4月の入社前に運転免許証が必要な生徒もいる。松本、塩尻両市内には教習所が計3カ所あるが、いずれもアルピコ自動車学校が運営。このため3カ所の教習所が受け付けていない現状では、岡谷市や安曇野市穂高など、別法人が運営する周辺の教習所に通わなければならない。
松本第一高では、今のところ生徒から「就職を控えているのに入校できない」という訴えは寄せられていない。しかし、生活指導担当の教員は「これから就職が決まる生徒もいる。短期集中の合宿型教習所への入校を、例外的に認めることを検討したい」と話す。
グループ持ち株会社のアルピコホールディングス(HD)は事業譲渡について「交渉があるともないとも言えない」としている。ただ、新規入校を制限している点については認める。同HDの三沢洋一取締役は「アルバイトの教官が10人ほど退職したため、需給のバランスが崩れた。高校生は3月までに卒業させたいので、新規入校を制限している。教習所がなくなったり、途中で教習が受けられなくなったりするということはあり得ない」と話している。
140周年の見附・名木野小資料室木箱から
見附市立名木野(なぎの)小学校で長年、所在不明とされてきた初代の校旗が、昨年末に見つかった。今年度は創立140周年の節目の年。学校の歴史を伝える貴重な品として、クリーニングと額装が施された校旗は26日、玄関に掲示された。桑原直哉校長は「140周年の節目に出てきたのも何かの縁。いい機会なので、地域の人たちにも大勢見に来てほしい」と話している。
同小は1872年(明治5年)設立の古志郡北谷教習所が起源。長岡藩の米蔵を校舎にしたとされる。今回見つかった校旗は、創立50周年を記念して1922年(大正11年)に制作された初代。昨年11月に「140周年だから」と、校内の資料室を事務員が整理していたところ、「国旗箱」と書かれた木箱を発見。開けてみると、初代校旗が出てきたという。
同小の備品台帳には、初代校旗は「所在不明」と書かれており、存在は長年忘れ去られていた。82年に現在使用されている2代目の校旗が作られ、「お役御免」となって資料室にしまわれ、人事異動を重ねるうちに所在を知る人がいなくなったとみられる。桑原校長も「出てくるまで存在は頭になかった」と話す。
初代校旗は、地元の住職が図案を考えたとされる。三種の神器の一つである草薙の剣に関する伝承があることから、旗の中央には現在も使われている校章と共に、剣と鏡、まが玉があしらわれている。校名の部分は2重に布が張り付けられ、上から「見附市立名木野小学校」「古志郡名木野国民学校」「名木野尋常高等小学校」と上書きされていた。
長い歴史を感じさせる作りの校旗は、穴がところどころに開くなど破損しているが、あえて補修せずそのまま残すことにした。初代校旗の発見を聞きつけた年配の卒業生からは、「懐かしい」との手紙も寄せられているという。桑原校長は「学校の歴史をまとめたパネルも作成中で、地域の人たちと交流するいいきっかけになれば」と話している。
(2012年1月27日 読売新聞)
伊達市館山町の伊達自動車学校(工藤光二校長)で22日、初心者対象の「冬道安全運転講習会」が開かれ、同校の卒業生20人が道路環境の変化に応じた運転方法などを学んだ。
毎年実施している講習会で、初めに伊達警察署の鈴木修交通課長が講話。同署管内の事故状況や冬道の危険性について説明し、安全運転に対する意識の再認識を促した。
実技では教官と一緒に教習車に乗り込み、実際にコース内の雪道を走行。アイスバーンでの急ブレーキやパイロンスラローム、坂道発進などで基本操作を反復したほか、緊急時の対処としてスノーヘルパーや発煙筒の使い方も習得していた。
自動車教習所のファインモータースクールは、埼玉県主催のエコドライブ指導者養成講習に同校の「楽エコ講習」が採用されたと発表した。今回、同校が講座内容の企画や技術講習、会場提供など実務運営を担当する。
同講習は、埼玉県内市町村63自治体の職員を対象とし、エコドライブ指導者を養成するために実施、今回63名が参加する。埼玉県では、住民に身近な市町村職員にエコドライブの指導者になってもらい、地域のドライバーに対してエコドライブを広めてもらうことを目的としている。
楽エコ講習は、運転時のクセを直しエコドライブの運転技術などをインストラクターが教えるもので、楽エコ講習受講前と受講後の燃費を計測し、結果を比較して運転指導を実施する。これまでの講習受講者の実績から、平均で約20%燃費が良くなるという。
指定・未指定教習所の差、認識不足浮き彫りに 東京指定自動車教習所事業協同組合「教習所の違いを正しく理解して」
東京都内の指定自動車教習所事業者により構成された、東京指定自動車教習所事業協同組合(所在地:東京都府中市)とマーケティングリサーチを行う株式会社メディアインタラクティブ(所在地:東京都渋谷区)では、自動車教習所に関する正しい理解を促進するための実態把握調査を行っております。
自動車が我が家に来て2カ月。まるで翼が生えたように自由にあちらこちらへと運転するのが日課です。
田舎暮らしにあこがれて東京・目黒から引っ越しました。山並みを見ながら心が満たされ、不便が当たり前と思って暮らして6年がたちました。
けれど、交通手段のバスが1日2便程度に減り、巡回バスも廃止になりました。買い物、通院、図書館と、どこに出かけるにも歩いて行けない距離です。
車が生活の基盤となる社会で、行きたい時に行きたい場所に自分の車で行けたらいいなあとの思いが膨らみ、意を決して昨年夏から夫と自動車教習所に通いだしたのです。
生まれて初めて運転席に座ると「本当に運転できるようになるのかしら」と不安でした。ハンドル操作も思うようにいきません。仮免許で路上に出ると、フラフラとセンターラインに寄って、対向車とぶつかりそうになったり、赤信号では少し休めるとホッとしたり。
教習の先生からは「首に青筋が立っている。深呼吸して肩の力を抜いて」とアドバイスされ、若い人は先に卒業していきますが、時間がかかっても、しっかり技術を身につけようと開き直りました。
緊張して臨んだ本免許の試験日。合格者の掲示板に自分の番号を見つけ「ヤッター」とうれしさでいっぱいになりました。
ナンバープレートはチャレンジの記念に、免許を取った時の2人の年齢を組み合わせた「6668」にしています。
(株)燕中央自動車学校=田辺正英社長・燕市杣木=は22日、交通安全のための活動に役立ててほしいとことしも(財)燕市交通安全協会に5万円を寄付した。
午前9時半に、田辺社長と梨本忠昭校長の2人が燕交通安全センターを訪れ、柴山富栄会長に善意を包んだのしぶくろを手渡した。
同自動車学校は、燕交通安全協会が実施している原付講習の会場に練習コースを貸し、自動車学校の施設使用料を受けているが、その使用料と同額を平成4年から20年間、毎年、交通安全のために役立ててほしいと寄付している。
同安全協会の原付講習は、毎年3月から11月までの9か月間、月1回実施しており、平成23年度は56人が受講した。柴山会長は、「交通安全活動に有効に使わせていただきたい」と礼を述べ、長年の寄付に感謝していた。
「気をつけて 一杯だけは 死の呪文」-。飲酒運転の撲滅を願い、高校生が詠んだ川柳64句が、はかた自動車教習所(福岡市博多区)のホームページ(HP)で公開されている。2月に粕屋町で飲酒運転の車にはねられ、高校生2人が死亡。酒を飲む機会が増える年末年始、同教習所は「亡くなった2人と同年代の生徒たちの言葉をかみしめ、絶対に飲酒運転をしないでほしい」と呼び掛けている。
同教習所が、これから運転免許を取得する高校生に飲酒運転撲滅と交通安全に関心を持ってもらおうと「交通安全川柳甲子園」を初めて開催。東福岡高や宇美商業高など県内の5校に協力を求め、10-11月に生徒約2千人から計3158句が寄せられた。このうちの優秀作を12月15日からHPに掲載している。
「気をつけて-」の作品で最優秀賞を受賞した東福岡高2年の福井慎矢さん(17)は、2月の粕屋町の事故について、「同じ高校生が犠牲になっているので、人ごとではない。一人でも意識を変えてくれる人が増えてほしい」と川柳に込めた思いを語った。
優秀賞の「少しなら よかろうもんは いかんばい」は、沖学園隆徳館の女子4人による合作。そのうちの1人、合屋(ごうや)優花さん(16)は、粕屋町の事故で死亡した山本寛大(かんた)さんと数回会ったことがあるという。「事故を聞いたときは信じられなかった」という合屋さん。今なお続く飲酒運転事故の報道に接するたびに「飲む前に考えない人の気持ちが理解できない」と憤る。
運転すると分かっていながら酒を飲ませる側の罪も考えてほしかったという東福岡高2年の西岡大樹さん(17)は「飲ませるな 車で来てる あの人に」と詠んだ。西岡さんは「お酒を提供する飲食店も、断る勇気を持ってほしい」と訴える。
川柳甲子園を企画した同教習所副管理者の高木忍さん(31)は「飲酒運転がなくならない限り、HPに川柳を掲載し続ける。来年はさらに広く参加者を募りたい」と話している。
=2011/12/29付 西日本新聞朝刊=