滋賀県警:災害時でも試験可能に 全16自動車教習所と協定
大地震などで県運転免許センター(守山市)が使えなくなった場合にも運転免許試験ができるようにするため、県警は24日までに県内の全16自動車教習所と施設を借りる協定を締結した。
県警によると、同様の協定は京都府に続き全国2例目だが、すべての教習所と結ぶのは全国初という。
同センターは1967年に開設。県による昨年の耐震調査で「震度6~7の地震で倒壊のおそれがある」と指摘されている。
一方、東日本大震災では、宮城県で運転免許センターが使えなくなり、技能試験が約5カ月にわたって行えなくなった。
こうした教訓を踏まえ、県警は各教習所と交渉し、24日に「月の輪自動車教習所」(大津市月輪1)と調印式をして、すべての教習所との協定を結び終えた。
借りるのは試験のコースや教習車などで、試験官は県警職員が出向く。
県内の被災状況に応じて、どこの教習所を使うかを決める。
県警の岡根孝明交通部長は「被災地では、復興のために大型特殊免許の取得者が増えたと聞いている。
こういったニーズに迅速に応えるためにも、すべての教習所と協定が結べたのは意義がある」と話していた。