AT軽自動車、高齢者講習で好評 牧之原
70歳以上の運転者が運転免許更新時に受講を義務付けられている「高齢者講習」に対応して、牧之原市細江の榛南自動車学校はこのほど、実技用車両として県内の自動車学校では初めてオートマチック(AT)の軽自動車を導入した。全国有数の茶生産地の同市では軽自動車を使う茶農家が多く、高齢ドライバーの人気を集めている。
同講習は道交法により3年に1回の受講が決められ、自動車学校などで安全運転に関する講義と運転適性診断、運転実技が義務付けられている。
同校は運転実技用の軽自動車を2001年にマニュアル、今年8月上旬にATを導入した。全国有数の荒茶生産量を誇る同市では、茶農家が茶園に面した細い道路沿いで作業するため、小回りが利く軽トラックを使うことが多い。同校では「仕事で使う普段乗り慣れている軽自動車のため、地元の高齢者に好評なのでは」と分析する。
年間受講者数は07年1382人、08年1448人、09年1779人と年々増加し、ATの実技は約1カ月で35人が受講した。ATで受けた同市の男性(74)は「いつもは軽自動車のため、普通車だと緊張する。運転しやすく、講習もうまく受講できた」と感想を話す。
県警交通部運転免許課は「地域のニーズに応えて実施しているのはありがたい。今後も高齢者の事故防止を図ってほしい」と期待している。
静岡新聞