歩行者や自転車、82%が運転免許なし 高齢者の交通事故死
愛知県内の交通事故で11月末までに死亡した65歳以上の高齢者101人中、7割以上が歩行者や自転車だったことが分かった。うち8割以上が運転免許を持っておらず、県警は車の特性への理解の乏しさなどから、事故に遭うケースが多いとみている。
愛知県警交通総務課によると、死亡した101人の交通手段は歩行者49人(48・5%)、自転車25人(24・8%)、ミニバイク9人(8・9%)、四輪車18人(17・8%)だった。
歩行者と自転車の死者は計74人で、その82・4%の61人が運転免許を持っていなかった。交通総務課の高田幸昌警視は「交通安全教育を十分に受けておらず、車の動きや運転者の気持ちが分かりにくいのでは」と分析する。歩行者の死者のうち、43人が道路横断中だったが、60・5%の26人が横断歩道のない場所を渡っていたという。無理な横断は若い世代でも目立つが、高齢者の場合、体力や視力の衰えなどから道路を半分以上渡った所で事故に遭うケースが目立つ。
県警はかねて老人クラブなどを通じて、交通ルールの順守や反射材の着用を啓発してきた。夜間に事故が多発しており、同居する家族にもお年寄りが夜間に外出する場合、付き添うなどの協力を呼び掛けていく。
13日までの統計では、県内の交通事故死者数は209。うち高齢者は半数を超える105人で昨年同時期に比べ23人多い。