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「欧米勢が先制攻撃」電動バイク元年の到来

電気自動車元年といわれた2009年に続き、今年は電動バイク元年という言葉を耳にすることが多くなりそうだ。3 月下旬に開催された第37回東京モーターサイクルショーでは、日本のヤマハだけでなく、欧米メーカーも電動車両を出品。イタリア製ハイブリッドスクーターを含め、モーターで走る車両が4台も集結した。こんな状況は過去になかった。

電動バイクそのものは以前から存在していた。日本ではヤマハが02年から「パッソル」など2車種を販売した実績を持つ。

ヒットに結びつかなかったのは、自動車同様、電池効率の低さに起因する車体の重さと航続距離の短さが理由だった。さらにヤマハの場合は、バッテリーに使用したリチウムイオン電池のリコールも響いた。

しかし最近になって、電池の充放電性能や安全性能が向上した。よって排気ガスを出さず、音が静かで、発進加速が力強いといったメリットだけを享受できる状況になり、多くの企業が参入を表明した、という経緯も自動車と似ている。

そのひとつ、1996年設立の米べクトリックス社は、欧米で販売中の大型電動スクーター「VX-1」を出展し、4月10日から日本でも販売を開始した。最高時速100km、航続距離88km、80%充電2.5時間と、街乗り中心には十分の性能を持つ。

一方、イタリア最大のバイクメーカー、ピアジオ社は、三輪スクーター「MP3」のハイブリッド版を持ち込んだ。CO2排出量を半減したというこちらは、今秋の発売を目指す。

さらに半世紀以上の歴史を誇るオーストリアのKTM社も、電動スポーツバイク「フリーライド」の試作車を世界初公開した。市販型は2011年の登場予定だ。

3社のブースはいずれも電動車両を中心に据えていた。バイクにおいても電動化の流れは確実。だからこそ主導権を握りたいという強固な意志が会場に漂っていた。

ところが国産4メーカーで電動バイクを展示していたのはヤマハだけだった。車両は昨年の東京モーターショーと同じ市販予定車「EC-03」だけで、電動アシスト自転車とともにブースの隅に追いやられていた。

EC-03は、かつて販売していたパッソルをベースに、バッテリーの信頼性を上げるなどの改良を施したモデルにすぎない。ゼロから設計されたべクトリックスやKTMのものに比べて新鮮さはいまひとつだった。

やはり東京モーターショーで電動バイク「EV-neo」を参考出品したホンダは、年内発表を目標に、今月報道向けの試乗会を行ったが、なぜかこちらのショーへの展示はなかった。開催国のメーカーとして、最新技術を披露する絶好の場なのに、様子を窺うような雰囲気だった。

今回、発表された外国製電動/ハイブリッドバイクの日本での予想価格は、120万~130万円といわれる。250ccエンジンを積んだ同クラスの日本製スクーターの約2倍もする。このため国内メーカーの担当者は、従来路線でも大勢に影響はないと判断したかもしれない。しかし世界に目を向ければ、ヤマハやホンダのような小型で低価格の電動バイクのほうが、はるかに厳しい競争に晒される運命にある。中国を相手にしなければならないからだ。

日本ではあまり知られていないが、電動バイクが世界一多く走る国は中国である。環境保護を理由に、一部の都市でエンジンつき二輪車の走行を禁止したのが契機となり、現在では数千万台が走行している。

現状ではモーターの信頼性が低く、バッテリーは旧式の鉛電池に頼る車両が多い。しかし現在の同国の状況を考えれば、今後数年間で飛躍的な性能向上を果たすだろう。それが低価格で世界中に輸出されると、ヤマハに勝機は見いだしにくい。

欧米メーカーが、あえて高価な大型電動バイクというジャンルに挑戦したのは、デザインや走行性能などの付加価値を強調したほうが、優位性を保てるという判断だろう。世界と戦うには技術だけでなく戦略も大切であることをアピールした格好だ。

それだけに、8年前の製品の焼き直しでお茶を濁そうとするヤマハと、車両の展示を見送ったホンダの消極性が気になる。かつては世界最先端といわれた日本の電動バイクは、どこへ向かおうとしているのか。

(月刊『FACTA』2010年5月号、4月20日発行)

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